思いは今日から、そして、明日へ

日々の体験と学びから考えてきたことを書くブログ

Twitterの政治的意見を見ていて期待出来ないと思ってしまった日本的な風潮

Twitterなどで政治関連のツイートを眺めていることがある。日本では世界各国の中でTwitter利用率が異様なほど高いらしいが、それほど日本は建前と本音の区別がはっきりしており、現実社会で本音が言えないこととそれとは無関係ではないのだろう。

政治の意見が出せるのは良いことだと思う。むしろ、日本ではSNSの効力は政治その他の権力に対する批判を発することにあったかと思うくらいだ。

ただ、Twitterでは住み分けと言われるように、それぞれの意見が同調しあうもの同士で馴れ合いのような交流をしているものが多く、これがいかにも日本的であり、二次的な同調社会に見えてしまう。民主主義を高らかに唱えたとしても、Twitter上のやり取りで意見の違う者には批判的攻撃的になるツイートを見ていると、民主主義の実現など程遠く思えてしまうのだ。

Twitter自体が議論出来るようなツールでないといえばそれまでのことであるが、それならばTwitterから離れて本質を知るような本を読むなり、知見を広める方がよっぽどましだ。

外国では違う意見の者同士でもぶつかり合うように議論する場が日常的にあることをよく聞くが、それは相手の意見の尊重があってこそぶつけられるのであって、否定するためではない。

Twitterで騒いでいる者に加わらないで現実社会でこういう議論の場が醸成されていくようになっていくのが次の課題だろう。